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帝王切開について
帝王切開と聞くと不安に感じるかもしれませんが、病院によっては3~5割の方が帝王切開となることもあります(※)。誰でも経験するかもしれない分娩方法と言えるでしょう。
れんげ会グループでは、お母さんと赤ちゃんの安全を最優先に考え、自然分娩が難しい場合や母子にリスクがある場合などには帝王切開を実施します。帝王切開でもパートナー様やお子様の立ち会いも可能ですので、手術室での不安を和らげつつ、新たな命の誕生をご家族でお迎えいただけます。
(※)ハイリスク妊婦が多く集まる周産期センターなど
帝王切開でも安心してお産に臨んでいただくために
帝王切開は、母子の安全を考慮したうえで、安全な医学的な理由から選択される大切な分娩方法です。れんげ会グループでは、帝王切開をネガティブに捉えるのではなく、安全に赤ちゃんをお迎えするための選択肢の1つとして前向きに捉えています。
お母さんと赤ちゃんの安全を第一に考えつつ、お産の満足度も高められるよう、次のようなサポートを心がけています。帝王切開であっても、お母さんにとって満足度の高い、心に残る出産体験となるよう全力でサポートします。
当グループでの出産体験が、お母さんと赤ちゃん、そしてご家族にとって幸せな時間となることを心から願っております。
- 帝王切開の必要性や手術の流れについて、丁寧でわかりやすい説明
- お母さんの不安や疑問に寄り添う、術前カウンセリングの充実
- ご家族で赤ちゃんの誕生を迎えられる、温かな雰囲気づくり
- 術後の痛みを最小限に抑える、きめ細やかな術後ケア
- 早期からの母子接触や母乳育児のサポート
- 退院後も安心して育児に取り組める、継続的なフォローアップ
など
帝王切開の種類と必要になるケースの例
帝王切開には妊娠中に計画される「予定帝王切開」と、お産の途中で必要になる「緊急帝王切開」があります。
予定帝王切開(選択的帝王切開)
妊婦健診の段階で帝王切開の必要性がわかっている場合です。胎盤や骨盤の状態に問題がある場合、過去に帝王切開や子宮の手術を受けたことがある場合、逆子の状態が続く場合、赤ちゃんに先天性の疾患がある場合などが該当します。
また、双子以上の多胎妊娠や、お母さんに陣痛やいきみが負担となる合併症がある場合にも検討します。
緊急帝王切開
自然分娩を予定していたものの、お産の進行中に母子の安全のために急きょ決定される帝王切開です。赤ちゃんの心拍数が繰り返し低下したり、陣痛が弱くて進まなかったりする場合、赤ちゃんが通れないほど大きい場合、破水後に子宮内感染の兆候が見られる場合などが理由となります。
また、予定帝王切開の前に陣痛が始まった場合も緊急帝王切開となります。
浜田病院の帝王切開の特徴
高度な医療体制と迅速な対応力
お産の経過は予測できないこともあるため、分娩監視装置や血管確保(点滴)などを事前に準備し、緊急時には医師・助産師・看護師が連携して迅速に対応します。50年以上の歴史と経験を持つ浜田病院だからこそ、急な状況変化にも柔軟に対応できる医療チームの体制が整っています。
ご家族で迎えるお産
予定帝王切開では、ご希望に応じてパートナーやお子様(3歳以上)にも手術室にお立ち会いいただけます。ご家族全員で赤ちゃんの誕生を迎えることで、特別な瞬間を共有して絆を深めることができるでしょう。
また、出産後もご家族が一緒に過ごせる環境を整えており、チャイルドステイ制度を利用することで、パートナー様やお子様とともに赤ちゃんを迎える喜びを分かち合うことができます。
無痛分娩からの移行にも対応
無痛分娩で使用する麻酔のチューブは、帝王切開用の麻酔にも応用が可能です。浜田病院では無痛分娩にも対応していますので、無痛分娩中に帝王切開が必要になった場合でも、安全かつスムーズに帝王切開への移行ができます。
小川産婦人科の帝王切開の特徴
温かな雰囲気で迎えられるお産環境
小川産婦人科では、お母さんお一人おひとりに寄り添い、温かな雰囲気の中で安全で安心できる帝王切開手術を提供しています。手術であっても命の誕生という尊い瞬間を大切にし、スタッフ全員がそのお手伝いをする気持ちで臨んでいます。
手術当日にはスタッフによる丁寧なオリエンテーションを実施し、これから起こることをわかりやすくご説明します。「何が始まるのかわからず不安…」ということなく、リラックスして手術に臨めるよう配慮しています。
ご家族で共有できる出産体験
小川産婦人科での帝王切開時でもパートナーやお子様の立ち会いが可能です。ご家族とともに赤ちゃんの誕生の瞬間を迎えることで、より特別な体験として心に刻まれます。産まれてきた赤ちゃんをご家族で一緒に迎えて、喜びを分かち合うことができます。
また、手術中も担当スタッフがそばに寄り添い、励ましの言葉をかけながら手術を進めていきます。帝王切開であっても、お母さんが主役となる出産体験を大切にしています。
きめ細やかな術後のサポート体制
術後は助産師や看護師による傷の痛みケアや早期の離床サポート、授乳のお手伝いなどを行い、お母さんの回復と母子の絆を深めるためのサポートを行います。
また、状態が安定すれば赤ちゃんとの母子同室も可能で、お母さんのペースに合わせて赤ちゃんとの時間を過ごせます。帝王切開後の母乳育児にも積極的に取り組み、助産師による授乳サポートも充実しています。退院後も母乳外来や産後ケアを通じて、継続的に支援いたします。