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中絶手術・流産の処置について
思いがけない妊娠に戸惑っている方、何らかの理由で妊娠を続けることが難しいと感じている方、そして大切な赤ちゃんを失って悲しみの中にいる方…。どんな状況であっても、あなたの気持ちや決断を責める人は誰もいません。
れんげ会グループでは、中絶手術および流産の処置に臨む方の状況や気持ちに深く寄り添い、困難な時期を一緒に乗り越えるサポートをいたします。決して一人で悩まないでください。私たちはあなたの話に耳を傾けて、あなたが必要とするケアを提供するために、ここにいます。
当グループの由来である蓮華(れんげ)の花は、泥の中に咲く美しい花です。悲しいことが起きても、それと等しく嬉しいこと、幸せなことも起こります。どんなにつらい状況でも、いつか再び花を咲かせられる日が来ることを信じて、私たちはあなたのそばに寄り添います。
中絶手術
初期中絶手術(妊娠11週6日まで)
初期段階での中絶の多くは日帰りで対応可能です。処置の前にはお体の状態をしっかり確認し、あなたの不安や疑問に丁寧にお答えします。
「痛みはあるの?」「術後はどうなるの?」など、どんな小さな心配事でも遠慮なくお話しください。少しでも安心して処置を受けられるよう、親身に寄り添います。
中期中絶手術(妊娠12週以降、21週6日まで)
妊娠が進んだ段階での中絶は、より複雑で心身ともに負担が大きくなります。初期中絶とは違って入院が必要となり、処置も数日かかることがあります。
この時期の決断は特につらいものかもしれませんが、どうか一人で抱え込まないでください。痛みや不安を感じた時は、すぐにスタッフにお声がけください。常にそばに医師や看護師がおりますので、つらい時間をできるだけ穏やかに過ごせるよう支えます。
中絶手術の流れ
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診察・検査
まずは受診していただき、どんな状況なのか、どんな思いでここに来られたのか、お話をゆっくりとお聞かせください。ご自身のペースで話していただければと思います。
その後、お体の状態を確認するために、いくつかの検査を行います。妊娠週数の確認や血液検査などを行い、その結果をもとに最適な対応について検討・ご提案します。
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手術
妊娠週数によって手術の内容が異なります。
初期中絶手術の場合
当グループでは、初期中絶手術は吸引法を採用しています。専用の細い管を用いて子宮内容物を穏やかに吸引する方法で、お体への負担をできるだけ軽減できるよう配慮しています。麻酔をしっかりと使用して痛みを抑え、心身ともに安全な環境で処置を行います。
処置は短時間で終わりますので、基本的にはその日のうちにお帰りいただけます。身体的・時間的な負担は中期中絶手術に比べれば軽いものの、心の負担の大きさに違いはありません。手術中の不安は、いつでもご遠慮なくお伝えください。
中期中絶手術の場合
中期中絶手術は入院が必要となり、お産に近い形で行われます。子宮口を少しずつ広げる処置や、子宮を収縮させるお薬を使用するため、陣痛に似た痛みを感じることがあります。
つらい時間になるかもしれませんが、スタッフが常にそばに寄り添い、痛みの軽減や心のケアを行います。「痛い」「怖い」「つらい」…。そんな気持ちをどうぞ遠慮なく伝えてください。お気持ちに寄り添いながら、できる限り落ち着いて手術を終えられるようサポートします。
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処置後のケア
処置後は、出血や痛みが落ち着くまでゆっくりとお休みいただきます。帰宅後の過ごし方や気をつけるべきことについても、丁寧にご説明します。
心と体の回復には個人差があります。無理をせず、ご自身のペースで休息をとってください。術後にもし何か心配なことがあれば、いつでもご連絡ください。
グリーフケア~赤ちゃんとのお別れのケア~
大切な赤ちゃんを失った悲しみは、言葉では表せないほど深いものです。悲しみ、罪悪感、怒り、空虚感などの感情に押しつぶされてしまうこともあるかと思いますが、それは決してあなたが弱いからではありません。
心の傷が癒えるには時間がかかります。れんげ会グループでは、どのような選択をされた方にも温かく寄り添い、悲しみのプロセスを一緒に歩むグリーフケアを提供しています。あなたの気持ちや決断を尊重し、プライバシーを守りながら、必要なサポートを行いますので、ご遠慮なくご相談ください。
あなたの気持ちを受け止めます
専門的な訓練を受けたカウンセラーが、あなたの気持ちに寄り添います。「話したい」と思った時に安心して話せる場所があることは、心の回復の第一歩となります。
話したくない時は話さなくてもいい。あなたのペースを大切にします。
ご家族とともにご相談ください
パートナー様やご家族様もまた、この喪失から大きな影響を受けているはずです。しかし、物事の感じ方や対処法は人それぞれ異なるもの。お互いを思いやりながらも、時にはすれ違いが生じることもあるでしょう。
れんげ会グループではご家族全体でのケアも大切にしていますので、よろしければ大切な方と一緒にお話を聞かせてください。
必要なサポートへおつなぎします
心の回復は、時に体の傷よりも時間がかかります。長期的な心のケアが必要な場合でも、れんげ会グループは最後までお支えします。必要な場合は地域の専門機関とも連携して、継続的なサポートをご案内することも可能です。